卒業アルバムの供養

卒業アルバムは、書棚の場所を取るのだが捨てるに捨てられない。

書棚の余裕が逼迫してきたので、ダラダラとスキャンしてきた。それがようやく決着した。

幼稚園から始まって、小学校、中学校、そして高校の卒業アルバムのスキャンが終わった。

ファイルの日付によれば2023年2月に幼稚園のアルバム処分に着手したようだから、1年半以上かかったことになる。

供養としてそれぞれの表紙を飾っておこう:

幼稚園

なんと白黒だった…。年齢がバレるな。

小学校

小学生ぐらいまでは、誰の顔も可愛らしく感じる。 どの子も顔が丸々としていて、「昭和の子」っていう感じはする。

中学校

中学生の顔は、大人になった時がなんとなく想像できる顔が増えてくる。 つまり、可愛いげがだんだん無くなっていく。

どの子も浅黒くて健康的だ。写真の照明の影響かも知れないが。

高校

今回スキャンしながら感じたのが、「さっぱり懐しくない」。

ああ、やはり高校時代はそれほど好きじゃなったんだなと再確認するはめになった。 だから高校が舞台のラノベが好きなのか?。

イベントがさっぱり楽しくなかったことも思い出してしまった。(べ、べつにイジめられていたわけではないからな!)

(あまり真面目に探していないが)個人の写真とクラス・軽音楽部の集合写真以外で自分は写っていない(見つからない)。 この頃からステルス能力があったらしい。

いや、もしかするとアルバムの編集委員に嫌われていた and/or 好かれていなかった可能性もないではないかも。 (親しくない人に嫌われるほど自分は有名ではなかったと思うが…。) というのも、気のせいか特定の女子の写真が多いように思えるクラスもあるような、ないような。 (自分の好みではなかったので)すっかり忘れていて今ごろ思い出したのだが、自分のクラスで割と人気があったと思っていた女子の写真がほとんど見あたらない気がしないでもない。

個人の写真と言えば、女子だけでなく男子もかなりキメたものが多くて、少しばかり驚く。 女子は当時の流行りの髪型を思い出させる。

自分の場合は、寝癖は直した程度で特に整髪するようなことはしなかったと思う。 というのも、お世辞にも整ったとは言えないかなり長い髪のまま写っているから。

部活動の写真のページをスキャンしながら今さら知ったことだが、「音楽鑑賞」や「物理」「生物」などの部があって、どんな生徒が所属していたのかマジマジと見てしまった。 こういう部は、何かに所属しないといけないから所属していた人が大多数なのだ。 写真の顔を見ると、確かに、何かに打ち込む感じがしなかった生徒だなと思った。 学校のイベントは、こういう生徒達には必要なのだろう。

中学から大学の学部まで、勉強する時間以外は自分はギターの練習ばかりしていたせいで、他の人もそういう生活しているように思い込んでいた。 世の中はそういう人は極めて少数派であることは、だいぶ後になって知ったのだった。

多くの人は、何か夢中になることがないまま10代を過ごすのだなと頭では分かっていたのだが、そういう人は「音楽鑑賞」のような部活でやり過ごすのだなと感慨深く感じたな。(disる意図はない。)

そんなことを考えながら、全ページのスキャンが終り、無事に古紙資源として処理することができそうだ。これで成仏させられる。