死亡原因と死亡者数を調べてみた

これを書いている時点(2020年7月18日)で、コロナウイルス(Covid-19)による日本国内の死者数は1000人くらい(正確には984名)。 ソースはここ

ソースによれば死者が最初に出たのが2月の終わり頃だから5ヶ月で約1000人。 単純に計算すると年間で2400人くらいになるけど、これは多めに見積もっている。 というのも、死亡者の時期の分布は4月・5月に集中していて、それ以外は少ないから。

さらに加えると4-5月の時期と6月末からの陽性者数の増加は性質が違う。

検査の陽性者数のピーク時期と死亡者数がのピーク時期は、4月-5月では約2週間のずれがある。

一方でこの6月末から陽性者数が増えているのに、死亡者が目立って増えていない。

ということで、死亡者数が今後どうなるかで、この病気の深刻度の捉え方が変わると思われます。

深刻度を判断する指標として死亡者数を考えるとき、他の死亡原因による死亡者数と比較するのは意味があるでしょう。 ということで、大雑把に調べてみました。

死亡原因死者数ソース
肺炎 (2016年)119,300http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/SAGE/SAGE2018/sage2018.pdf
自殺者数(2019年)20,169https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R02/R01_jisatuno_joukyou.pdf
受動喫煙による年間死亡数推定値(2014年)14,957https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000130674.pdf
アルコール性肝疾患等による死亡者数(2017年)10,322https://www.mhlw.go.jp/content/12205250/000562423.pdf
食物誤嚥による窒息(2016年)4,387https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/pdf/caution_009_181226_0001.pdf
交通事故(2019年)3,215https://jafmate.jp/blog/safety/200107-20.html
インフルエンザ超過死亡者数(2018/19シーズン)3,276https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2471-related-articles/related-articles-477/9235-477r06.html

肺炎の死者数は年間11万人ほどで、その1/3は肺炎球菌によるものとされている。 交通事故とインフルエンザによる死者数はほぼ同じで年間約3千人。

Covid-19はインフルエンザよりは少し少ない病気になるのかも知れない。

ちなみに、受動喫煙による死亡者数は1.5万人、アルコール由来による疾患だと1万人が亡くなっている。

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