転職して2年が過ぎた

今の職場に転職して2年が過ぎました。

2年もすれば、いろいろとアラが見えてくるものです。

在宅で仕事をしているせいかアラが見えにくい側面はあると思いますが、それでも見えてきてしまったダークな一端をお見せしようか思います。

あくまで個人の感想です。が、参考にはなると思います。

どこの職場も完璧ではないので、折り合いのつけかたは社畜人生における重要なスキルではあります。ではさて、どうするの良いのやら…。

ちなみにぼくは以下のような職歴です:

前々職前職現職
業種総合電機メーカー自動車OEMソフトウェアベンダー
従業員数連結 11万人連結3万人非公開
資本日本日本外資
職位入社→主任→管理職管理職非管理職エンジニア
年齢28 ~ 4242 ~ 5151~

シニアになってからの転職、管理職から非管理職へ、日本の大企業から外資系のこじんまりしたところへ、製造業からソフトウェアベンダーへというように特徴的な部分はあると思います。

こじんまりと言っても、前職のOEMの開発部くらいの人数はいます。しかも日本ブランチはソフトウェアベンダー機能だけなので、業種としては中小企業ではありません。つまり業種から見ると規模はかなり大きい職場ということです。

そんなちょっと大きめのソフトウェアベンダーがどんなものか、というと…。

マネージメント層のレベルが低い

今の会社は、ポジションがマネージャーなのにマネジメントができない人が多数。 このご時世でも業績が良いせいか、マネジメントは胡座をかいていてもどうにかなるということか。

マネージャーというポジションが「あがり」状態と勘違いしている輩がいるということです。

たとえば

  • 態度や口調が横柄なのに、会議もリードできない「マネージャー」がいる。 (自分が仕事ができないことも分からない。)
  • 普通の会社ではマネジメントの仕事と認識されていたものを、平気でメンバーに振る。 マネージャーの仕事を分かっていない。「お前の仕事だろ」と言いたくなること多数。
  • (マネージャーの仕事をしていないので) そもそも居ても居なくても同じと思えるマネージャーがいる。
  • 収益が上がった分析も今後の見通し・目標値の根拠も皆無。 ぼくの部署なんかは、残業あたりまえ、3月はギリギリの仕事量でメンバーが疲弊。 そんな仕事のやりかたが持続できるわけがない。しかも、そういう働き方に疑問を持たない。こんな何の管理もしていないマネージャーは要らないよ。

という具合です。

幸い今のぼく自身のマネージャーは自動車関係の出身なのでぼくの感覚では普通にマネージャーの仕事ができていると思っています。 だからラッキーではあります。そういうせいもあって、なかなかこの手の問題が見えづらかった。

ただほかの多数のマネージャーはおそらくマネジメントの仕事を理解しないまま名称だけマネージャーのポジションについて、そのなかで仕事をしてきたのでしょう。

日本のブランチだけなのかも知れませんが、こじんまりとスタートしたときからそんな歴史なのだと思われます。 そんな歴史のなかマネージャー層もヒラも「マネジメント」を理解できない文化が醸成されてきているわけです。 「知らない」というのは、恐しいとこの会社に来てこれほど感じることはなかったですね。

前職・前々職では管理職になる前後でかなりの研修をやりましたが、この会社はそういうプログラムが大幅に欠落していようです。

近々カントリー・マネージャーが音頭をとってマネージャーへのトレーニングを開始するとのことですが、ヒラが受けるべき研修から開始する模様で頭痛が止まらない。

ポンコツなマネージメント層でも業績がどうにかなってしまうので、本質的にポンコツが改善する望みは薄そうですね。

まったく期待せずに生暖かく見ることにしています。

ダイヤモンド・オンラインのこの記事の言う「無能なマネジャー」そのままの人がいる…。

日本の無能なマネジャーは、情報の流れを止める「壊れたルーター」だ

責任範囲が分かっていない社員

今の会社は1~2人以外は全員が転職組なのですが、どうも若すぎるうちに転職してきたうえに、上記のように放置プレイなマネジメントなので、そもそもの訓練やしつけが足りません。

何かがあると、担当者間で調整しようとする。組織人としての基本が分かってなさすぎる。

マネジメントのレベルが低いと必要なことを誰も考えられない、判断もできないので、躾や訓練もおざなりになるのは必定です。

一番の弊害は平気で他の部門の仕事に干渉してくることです。とくに営業職。

問題が起きたとしても責任も取れないくせに得意気に口出ししてくる。他部門に対するレスペクトが感じられない。

まあ自分の仕事もやりっぱなしで、責任感を持ってやってないと推測します。

いつまでたってもスタートアップ企業の気分

この会社はすでに30年以上の歴史があります。

たしかに最初はスタートアップだったのでしょうが、今では一部のの製造業では必須とも言えるツールベンダーまで成長してるのは事実です。

そのくせ、一部の社員にすればまだまだスタートアップの気分のようです。 いつまでたっても学生気分な社員と似ていて、プロフェッショナル感がとても低い。 それでも製品が売れるので、なかなかに根は深そうです。

おわりに

とまあ、割と大きい企業から転職した身から見ると甚だ残念な有様であります。 スタートアップ系には「あるある」なのかも知れませんが、お世辞にも「素晴しい」とは言えないでしょうね。

今の会社は悪いところばかりではないと思っていますが、振り返れば日本の大企業も良いところはあったなと思うことは多いです。 特に管理職のレベルについては。

個人的に社主はまあ好きですが、すでに高齢で社主が代わったらどうなるのかを考えるとあまり明るい未来ではない気はします(個人の感想です)。

こんな会社を「しゅきー」なんて喜んでいるのが多いのも「放置プレイ」で好きに出来るからかも知れません。 浅はかな行動で迷惑かかっていることが分かっていないのがいて溜息しかでません。

そんなポンコツなやつらを相手に適当にうまくかわしていくのがシニアで転職した者の日々のテーマということです。

Adsense広告