ジョン・スコフィールドに感じる不器用さと訓練の跡

JazzGuitarBlogにジョンスコについて書かれていたことと、似たようなことを私も考えてていたもので、ちょっと書いてみます。

ジョンスコは、バークリー時代の先生にスウィープ・ピッキングをやるように言われて閉口していた、と言っているのを何処で読みました。曰く「どうしても上手く出来なかった」云々。そうしたことから、レガート(ハンマリング・プリングを駆使する)のスタイルになったのだと思います。

私は左利きなのですが、ギターは右利き用です。右手のピッキングにはコンプレックスを持っていたのですが、こういう話を読んで、ジョンスコでさえ苦手があるんだ〜と、開き直ったものです。(ただコピーした経験から言うと、ピッキングのテクニックも並外れていると思います。)

ジョンスコは私から見ればバカテクの部類だと思いますし、コピーしていても凄まじい訓練の跡と集中力を感じます。昔、 Guitar Magazine に載っていたThe Nagのコピー譜をなぞってましたが、あのスピードであの展開をするのは衝撃でした。

不器用な人こそ、訓練を重ねて無敵になるんだ、といういい見本だと思っています。(そう言う点ではコルトレーンも似ている気がします。)

自分の弱点と向き合うことで類稀なスタイルを生み出した男

ジョン・スコフィールドといえばハンマーオン・プルオフを駆使した、流れるようなレガート奏法が特徴の一つ(他にもあの最高なタイム感、アウトサイドなフレーズ、ボリューム奏法、ディストーション等々、色々思い浮かべますよね)。 何故彼はそういう演奏スタイルに辿り着いたか。何かの本で読んだと思うのですが(何だったか思い出せません)、彼はこんなことを言っていたと思います。 …

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